講師プロフィール

講師 小田 枝里子

エコール・ドゥ・ピアノ
ル リアン主宰

小田 枝里子Eriko Oda

兵庫県西宮市出身。
神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同大学、声楽副専攻課程修了。
2009年渡仏し、パリ・エコール・ノルマル音楽院を経て、ストラスブール音楽院特別専攻課程修了。論文「ロベルト・シューマンのピアノ作品におけるリズムのずれと演奏法」によりストラスブール大学大学院修士課程修了。
第10回かやぶき音楽堂デュオコンクール最高位受賞。
ソリスト、室内楽奏者として、日本、フランス、ドイツにおいてコンサート、ラジオ等で演奏活動を行う。2015年帰国後、楽器店や幼稚園のピアノ講師を経て、2020年よりエコール・ドゥ・ピアノ ル リアン主宰。

これまでにピアノを有馬雅子、小池泉、山上明美、岡田将、アンリ・バルダ、ローラン・カバッソ、声楽を荒田祐子、室内楽をニーナ・パタルチェック、マリオ・カローリ各氏に師事。

 

所属協会

  • 全日本ピアノ指導者協会
  • 日本ショパン協会
  • 日本シューマン協会
  • 神戸フォーレ協会
  • 高槻音楽家協会

資格

  • 中学校教諭専修免許状
  • 高等学校教諭専修免許状
  • リトミック研究センター指導資格

 

兵庫県西宮市出身。
神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同大学、声楽副専攻課程修了。
2009年渡仏し、パリ・エコール・ノルマル音楽院を経て、ストラスブール音楽院特別専攻課程修了。論文「ロベルト・シューマンのピアノ作品におけるリズムのずれと演奏法」によりストラスブール大学大学院修士課程修了。
第10回かやぶき音楽堂デュオコンクール最高位受賞。
ソリスト、室内楽奏者として、日本、フランス、ドイツにおいてコンサート、ラジオ等で演奏活動を行う。2015年帰国後、楽器店や幼稚園のピアノ講師を経て、2020年よりエコール・ドゥ・ピアノ ル リアン主宰。

これまでにピアノを有馬雅子、小池泉、山上明美、岡田将、アンリ・バルダ、ローラン・カバッソ、声楽を荒田祐子、室内楽をニーナ・パタルチェック、マリオ・カローリ各氏に師事。

 

所属協会

  • 全日本ピアノ指導者協会
  • 日本ショパン協会
  • 日本シューマン協会
  • 神戸フォーレ協会
  • 高槻音楽家協会

資格

  • 中学校教諭専修免許状
  • 高等学校教諭専修免許状
  • リトミック研究センター指導資格

ピアノと私

幼少期~小学生時代

私がピアノを始めたのは5歳の時です。2歳から通っていたリトミック教室で楽しそうに音楽を感じている私を見て、両親がピアノを習わせてくれました。

初めて師事した有馬雅子先生のレッスン室にはグランドピアノが2台あり、先生が弾いてくださる演奏を聴き、真似て弾くスタイルでレッスンを受けていました。楽譜を自分で読むのを嫌がった当時の私にとって、耳を頼りに音楽を感じ演奏できることはとても嬉しく、弾き方の微妙な違いで音色が変化するピアノに夢中になりました。週2回1時間ずつのレッスンがとても楽しみでした。

有馬先生に叱られた記憶はありません。ですが指導には妥協が無く、1音、1小節を丁寧にご指導いただきました。また小学生には敷居の高いような、ショパンの幻想即興曲なども弾かせていただきました。幼い頃からピアノの名曲の素晴らしさに触れられたことは、もっと知りたい!という「好奇心」を育てる大切な要素だったと思います。

有馬先生と両親は、私のピアノが好きな気持ちが壊れてしまわないよう、伸び伸びと思いっきりピアノに打ち込ませてくれました。そのおかげで今ピアノが好きな私がいるのだと思います。

中学生~高校生時代

中学生から師事した小池泉先生のレッスンは、有馬先生のものとは全く正反対のスタイルでした。
小池先生はそれまで感覚で弾いていた私に、「楽譜に忠実であることの大切さ」をご指導くださいました。自由に表現するとは、好き勝手に弾くということではありません。楽譜に込められた作曲家の意図を読み解いたうえで、演奏家は自分なりの色付けをしていくのだと学びました。

中学2年生の時に音大進学を勧めていただき、先生の母校である神戸女学院大学受験を決めました。そしてバッハの平均律クラヴィーア曲集、ベートーヴェンのソナタ、ショパンのエチュードなど、様々なスタイルや時代の作曲家の作品を学び、音大受験に必要なテクニックを身につけていきました。

またこの時期に初めて、フランスやポーランドなど海外の教授のレッスンを受ける機会に恵まれました。フランス人のアンリ•バルダ先生にレッスンしていただいた時の驚きは、今でも忘れません。バルダ先生は演奏を聴いていて色々な情景が浮かぶような、音色のバリエーションが豊かなピアニストでした。この頃からクラシックの本場、海外で勉強してみたいという想いが芽生え始めました。

大学生時代

神戸女学院大学で師事した岡田将先生は、ピアニストとして素晴らしいキャリアをお持ちの先生でした。岡田先生は指導者としてではなく、ピアニストとして必要な大曲を弾くための構成力、会場に合わせた演奏法などをご指導くださいました。

歌うことも好きだった私は、ピアノ以外に声楽を3年間副科、1年間副専攻として荒田祐子先生に師事しました。声楽を通して学んだ呼吸法、身体の支え方はピアノを弾くうえでも通ずるものがあり、より身体の使い方を意識して演奏できるようになりました。

フランス留学時代

卒業後は長年の夢だった海外、フランスへ。
パリでローラン・カバッソ先生の演奏を聴き、そのきれいな音色に心を奪われた私は、「弟子にしてください!」とコンサート後に直談判。何のツテもない見知らぬ日本人に驚かれたと思いますが、カバッソ先生は温かく迎え入れてくださいました。
ある日カバッソ先生のレッスンで、「ミスなく弾けるピアニストは沢山いる。君は何を表現したいの?」と聞かれました。もちろんコンクールや試験でミスすれば減点になりますが、ミスのない演奏でも何も表現されていなければ、ただの退屈な演奏。大切なのはミスしないように弾くのではなく、「聴いている人に何かを伝えたい」という気持ちなんだとカバッソ先生は教えてくださいました。

日本で受けてきたレッスンでは、先生の真似をすることから始まり、手取り足取り細かく丁寧に指導していただきました。正当派の演奏が好まれ、どう弾いたら正しいかを先生にご指導いただく、受け身のスタイルが多かったように思います。
それに対してフランスのレッスンでは、「君はどう思う?」「どう弾きたいの?」「じゃあ、こう表現してみたら?」などと、先生と生徒が曲についてたくさん対話しながら、一緒に音楽を作り上げていきました。個性を尊重し、生徒が主体的に考える力を引き出すレッスンだったと思います。
カバッソ先生にはその他にも、繊細できれいな音色の作り方や聴き方など、ピアニストとしてだけではなく指導者としても大切なスキルをたくさんご指導いただきました。

ストラスブール大学大学院では、音楽を演奏面からだけではなく学術的に研究しました。曲のハーモニーを分析し、作曲家の作風に文学がどのように影響しているかなどを論文にまとめました。音楽の歴史的背景や理論の知識を深めることで、曲をより深く理解できるようになりました。

帰国後

帰国後は楽器店や幼稚園でピアノ講師を務め、色々な世代の方を指導しました。生徒さん方の日々の成長を感じられたり、一緒にピアノを弾き音楽を楽しめることはとても嬉しく、ピアノ講師のやりがいを感じる瞬間です。

私の留学していたストラスブール大学の歌に、
「教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと。」という一節があります。
この詩のように、これからも学ぶ姿勢を忘れず生徒さん方と向き合い、私も一緒に成長していけたらと思っています。

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